デトロイト・メタル・シティ

コミックはまったく知らなかったのですが、この映画は観たいと思っていました。
松山ケンイチくんはすごい役者ですね。Lの時もそう思いましたが。
メイキングやドキュメンタリーの中で監督や共演者がインタビューで「松山ケンイチくんはどうでしたか?」なんて質問されると口をそろえてこう答えています。
「松山さん?撮影中はクラウザーさんか根岸くんしかいなかったので松山ケンイチさんのことはよくわかりませんでした。」
「松山くんのことはよくわからないですね。役作りとか役になると言いますが、彼は”役”でしたね。本人が本人を演じるようなものですからね。」
これってオソロシイことだなぁと思います。ほんっとにプロなんだなって。撮影後などのインタビューでの松山くん本人は故郷の訛も隠さない朴訥とした話し方の真面目で礼儀正しい好青年に見えますが、仕事にかける並々ならぬ熱を感じます。

他の出演者の思い切った演技もよかったです。細田さんが初めて登場したときの腰のなめらかな動きに目を奪われましたが、思った通りすごい努力をされたようです。ミュージシャンの役なので秋山さんもそうでしょうが、ものすごく稽古されたでしょうねぇ。

コミックが原作なので漫画のような(?)ありえない状況やらつっこみたくなるシーンがもちろんてんこ盛りなのですが、ひとりひとりがキャラクターをしっかり作っていて真剣にその物語の中で生きているので観ているほうも抵抗なくその世界に入っていけるのでしょうね。

ライブシーンもとても豪華で迫真の出来でした。エキストラの熱気もすごかったのですが、ここでも感心したのは松山くんがカメラが回ってないときもずっとクラウザーさんでエキストラに対していたことです。松山さんは「ライブシーンはファンのエキストラのみなさんの力が大きかったです。」と言っていますが、それはご本人のエキストラさんたちに対する姿勢や仕事ぶりが通じたからだろうなぁと思いました。

監督の「コメディだとか、笑わせてやろうなんて思っちゃったらおもしろくならないですよね。」とか「笑いは間で生まれます。」「その場で起きたことに反応することです。」というのはどこでも共通することで説得力がありましたね。難しいんだなぁ、これが。松雪さんの役作りの話もよかったし。


原作:若杉公徳 監督:李闘士男 出演:松山ケンイチ、加藤ローサ、秋山竜次、細田よしひこ、松雪泰子

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東宝





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by sk_miyuki | 2009-04-18 22:59 | DVD | Trackback | Comments(0)

早期退職して50歳から演劇生活中の阪口美由紀のブログ。稽古・公演・映像・観劇メモ。次回出演2017年6月24日~25日YSG大14回公演『間違いの喜劇』@山手ゲーテ座


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