豚の後に「女の平和」

女の平和 (岩波文庫 赤 108-7)

アリストパネス / 岩波書店



この前の記事に流山児★事務所の「さらば、豚」を観劇した時のことを書きましたが

その「さらば、豚」は大好評のうちに終演したようです。
流山児さんのブログに劇評もたくさんアップされています。
みなさん書かれているように、役者さんたちがみなさんすばらしかったです。
これがプロってものなんだなぁ、っていう、こう、ため息が出ちゃうようなうまさ、っていうか。


で、その日はもう1本観劇しました。

「さらば、豚」にも出演なさっている、あのチンピラやくざ役の今村洋一さんが所属する地下空港の伊藤靖朗さんが演出する「女の平和」。

伊藤さんは2009年の流山児★事務所「田園に死す」の時の演出助手で、その時にたいへんお世話になったのですが、なんと言うか、とっても印象が強かったんです。
一言でいうと「熱い」人というか、
あ、去年もご紹介しているので、よかったらこちらを。

それで、ともかくその伊藤さんが今度は「女の平和」を演出、ということで興味津々でした。
だって、あの古代ギリシャのアリストパネス原作ですよ。
もうね、思わず発作的にワークショップ申し込みにクリックしそうでしたよ。
よかった~、しなくて!
若くてピチピチの美女ばかりでしたからね~。ふぅ~。
男優さんたちも若いイケメンばっかりでしたね~、ふぅ~。(←?!)

正直客席に座って、若い子ばっかりの客層を見まわして、ちょっと場違いだったかしらん、とチラリと思いました。だってニコミュとかニコ動とかふつー、なんにもなければおばさんは来ないよね。そうでなくても「エロミュージカル」とか「下ネタ満載」とかのキャッチだし。まぁ、原作読んでればセックスストライキの話なんだから当たり前じゃん、と思いますがね。
前説で「上演時間は2時間20分」と聞いた時もひょえ~、家着くの夜中だよ、とチラリと思いました。

舞台上にも客席があるのは伊藤さんらしいなぁと思いました。

この舞台の感想についてはTwitterを中心にネット上にたくさんあると思いますが

意外なことに(すみません)長くは感じませんでしたね。
とにかく若いエネルギーがはじけていてひきこまれました。
上演数十分後からは完全に応援モードでした、みなさんの一生懸命さに。
だんだんとひとりひとりの役者さんたちの顔も見えてきて
微妙にお気に入りの人ができたり、いいなぁ、あの人と思うひとが出てきたり。
初舞台という人もいたんでしょうし、キャリアのある人もいたのでしょうが
みんながみんな一生懸命でした。
もちろんどの舞台もそうなのでしょうが
うんうん、いいよね、演劇、がんばろうね。
という気分になったんですね。
生身の人間が必死で何かを創っているのを目の前で観るというのはやっぱりものすごいパワーが出るもので、それは観るほうにも伝染するんですね。



しかしこの戯曲がBC411年、戦争の真っ最中に上演されたとは驚きです。
オトコの闘争本能は今も昔も変わらないのでしょうが
生殖本能と相いれないこの本能、なんとかならないものでしょうか?
なんで穏やかに平和に暮せないんですかね~。





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by sk_miyuki | 2012-06-13 15:16 | 観劇 | Trackback | Comments(0)

早期退職して50歳から演劇生活中の阪口美由紀のブログ。稽古・公演・映像・観劇メモ。英語学習メモ。ぼちぼち始めたモノ減らしや健康のメモなど。年々物忘れ力が上がるので備忘録ブログです。


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