ビクトリアから戻りました。
2013年 09月 04日
楽塾16年目にして初めての海外公演です。
ビクトリアフリンジには流山児事務所は何回か参加していて、昨年も「花札伝綺」をひっさげての参加でPick of Fringe Awardを受賞しています。
楽塾もRYUZANJI COMPANYの一員として参加しているので、
ビクトリアに到着するなり
「去年の花札を見ました。すばらしかった。Welcome back!」
とあたたかく迎え入れられました。
実は出発前のネットでの情宣中も
RYUZANJI COMPANY
に期待、という声が多く
感謝しつつも一抹の不安があったりプレッシャーを感じたり
と、正直なところ複雑な思いもあったのですが。
初日が開いてみると、そんなプレッシャーなんぞはどこかへ飛び去り
楽しさだけがはじけてきました。
とにかく私たち道化3人が出て行って前口上を述べるだけで
どっと笑いと拍手。
各シーンごとに拍手。
ちょっとしたところで大笑い。
えっ、そこ?なんで?
というところでも笑いの連続。
フィナーレのサンバになろうものなら
客席も一体にノリノリの手拍子。
カーテンコールはスタンディングオーベーション。
とにかく観客が演劇の楽しみかたを熟知していて、自分たちが楽しむぞ、というエネルギーに満ち満ちているんです。
ああ、芝居を「楽しむ」ってこういうことなんだな、って教えられた気がします。
終演後の客出しのごあいさつに出ると、ひとりひとりのお客様が本当に満面の笑顔で
「Thank you! Wonderful! I enjoyed your show!」
と声をかけていってくれます。
こうやって育ててくれるんだなぁと思いました。
本当にいい経験をさせていただきました。
今まで海外公演での実績を積み重ねている流山児さんとRYUZANJI COMPANYの力や
16年間続いている「楽塾」の蓄積や
流山児★事務所のみなさんのものすごいスタッフワークや
ロミさんや山上さんの照明や
もちろん応援してくれたみなさんや
何やかやもろもろすべてのおかげで今回の公演が出来たんだなぁと
ただただ感謝しています。
ありがとうございました。
劇評リンクなど(自分用メモ)
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