ゲキ×シネ「シレンとラギ」
2013年 10月 12日
なんか藤原竜也さんをなんとなく見たくなりまして。
ブログ内を検索したらけっこう新感線を見ていました(生の舞台もゲキ×シネも)
このゲキ×シネのシリーズでは大スクリーンでアップがたくさん見られるのでそれはそれでいいのですが、やっぱり生で劇場の空間ごとがいいなぁと思っちゃいます。遠い席で表情がはっきり見えないとしても、客席の雰囲気とか全体の中で自分が見たいところを見る楽しみは生でしか味わえませんものね。
この芝居は藤原さんと永作さんはもちろん魅力的なのですが、高橋克実さんがすご過ぎる。何かのインタビューで藤原さんが「全部克美さんが持ってっちゃうんですよねぇ。」と言っていましたが、もうすごい迫力。それに古田新太さんはじめ新感線のメンバーがひとりひとりがものすごく濃いキャラクターなので、そのあたりの表情がはっきり見えて感心します。
ストーリーは「国」の話で始まるけど、さまざまな「愛」の形。まぁ、なんでもありなのが演劇の面白いところ。善と悪とが入り混じり入れ替わるところがリアル。
ラストの、ある種族の血が人を蘇らせるというところはたまたま最近見たアメリカのバンパイアドラマと同じだなぁと思いました。えっとぉ、この後どうなっちゃいますかぁ?というつっこみはおいといて、と。
最近は生の舞台にはあまり行けないのですが、この劇団の役者さんたちの濃いキャラクターと、ほとばしるエネルギーはクセになりますね。でも、今のように大きな劇場での大がかりな舞台ではない頃の舞台も見たかった気がします。ないものねだりですね。