監視されている世界
2014年 10月 08日
先週は劇団わらくのブレヒト作品『第三帝国の恐怖と貧困』も見たのですが、こちらは言わずと知れたファシズム体制下の恐怖政治。ひとびとは疑心暗鬼で常に密告の恐怖におびえています。わが子すら信じることが出来ません。
たまたまこの2本を続けて見たのですが、こうした監視下に置かれている状況は今現在だれもが感じているのではないでしょうか?
インターネットが普及し、SNSも利用者が増え、いつどこで個人情報が盗まれているか、自分が発信したことがいつどこでだれかの何かにひっかかるか、いつもいくばくかの不安を抱えています。いつも他者の目や耳を気にする生活はもうとっくに日常になっているのかもしれません。
そういえば、つい先日
「お客様の情報が漏えいしました。ご心配をおかけしましたので、お詫びの品をご用意いたしました。お手続きください。」
という通知がB社から送りつけられてきました。
500円です。
しかも、この500円を自社の基金へ
「寄付することをお選びいただくことも可能です。」
だそうです。