DVD:ブーリン家の姉妹 と ヘンリー八世の周辺
2014年 10月 20日
ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンセンがその姉妹なのですが、これはどちらがどちらを演じても面白かったでしょうね。メアリーの最初の結婚相手役を「シャーロック」で有名になったカンバーバッチが演じていました。
見るタイミングとして、ドラマでは何話にもわたってていねいに描かれていたのを2時間以内に収めているのでダイジェストのように感じてしまいました。それとドラマのヘンリー八世を演じているジョナサン・リース・マイヤーズが迫力満点のKingなものですから、ちょっと、映画の王は物足りなく感じます。
それから、ドラマでのアン・ブーリン役ナタリー・ドーマンがまた良くて魅力的なんです。
もちろんナタリー・ポートマン、スカーレット・ヨハンセンはすばらしいのですけれど。それにしても女優って、コワイ。役柄とメイクと衣装で別人に見える・・・。
ストーリーは歴史上の出来事ですから知られていることなのですが、いつの時代もどこの国でも男は権力と富を求め、女は男の子を産むための道具に利用される・・・。
ヘンリー八世の後継者となったのは求めていた男子ではなくメアリーとエリザベスだったのは皮肉なことですね。
”The Tudors"のほうもあと第4シーズンを見ていないのですが、あまりの処刑シーンの残虐さにちょっと食傷気味。でもヘンリーの晩年とブラディ・メアリーとエリザベスの今後は気になります。
あ、それから、ドラマではアンの母親が登場しないのでいないのかと思っていたら映画ではかなりの存在感で女性の立場を代弁していました。
『ブーリン家の姉妹』
役名:俳優(ソフト版吹き替え)
アン・ブーリン:ナタリー・ポートマン(吹替:佐古真弓)
メアリー・ブーリン:スカーレット・ヨハンソン(吹替:加藤忍)
ヘンリー8世:エリック・バナ(吹替:吉見一豊)
ジョージ・ブーリン:ジム・スタージェス(吹替:藤原堅一)
トーマス・ブーリン:マーク・ライランス(吹替:小島敏彦)
エリザベス・ブーリン:クリスティン・スコット・トーマス(吹替:野村須磨子)
ノーフォーク公:デヴィッド・モリッシー(吹替:内田直哉)
ウィリアム・ケリー:ベネディクト・カンバーバッチ
ヘンリー・パーシー:オリヴァー・コールマン
キャサリン・オブ・アラゴン:アナ・トレント
ウィリアム・スタッフォード:エディ・レッドメイン