DVD:海外ドラマ「THE TUDORS~背徳の王冠~」

英語のリスニングにとなんとなく見始めた
THE TUDORS(日本語版)
すっかりはまってしまって、今月いっぱいかかって19巻までのシーズン1からシーズン4まですべて観終えました。

チューダー朝なんて言われても何のこっちゃ、って感じで
シェイクスピアは好きだけど、その背景の王室やら権力争いやら宗教改革やら、作品を読めばそれなりには調べるけどなっかなかつながらないしイメージバラバラなんですよね~。
ま、ともかくこのドラマはこのチューダー朝(1485-1603)のヘンリー八世を主人公にした物語で、彼が王権を強大にした背景や宗教上の対立、周辺の国々との確執、国内の権力闘争などなどともかく盛りだくさんなのですが、それが彼と6人の王妃をめぐる物語を中心に描かれています。
なにしろ最初の妻と離婚するために国の宗教変えちゃったんですものね~。
彼の口癖は" I AM KING OF ENGLAND!!!"
なんですけど、これ、どうやって説明しようかと思ってたら
こんな動画見つけちゃいました。


いや、とにかく豪華絢爛なんですわ、このドラマ。
宮廷から戦場からイギリス各地の画面
衣装、装飾品などなど豪華すぎて目が追いつかない。
そして、もっとも豪華なのはその俳優陣。
主演はジョナサン・リース・マイヤーズ。
なんなんだ、この人は。この演技、ヘンリー八世にしか見えん。
名君とも暴君とも言われるヘンリー八世、次々と首ははねる、戦争は仕掛ける、女は手あたり次第、短気、気分屋、残酷で自分勝手、とやなやつなハズなのに・・・
なぜか憎めない。ともかく美し過ぎる、眼が碧すぎる(ん?)、肉体美過ぎる、セクシーすぎる、演技が上手すぎる・・・
はいはい、もうあなた様がおっしゃるならその通りです。
"Yes, Majesty."
とひれ伏すしかない。
このジョナサン(なれなれしくてすみません)が若いころのヘンリーから晩年までを演じるのですが、これがまたメイクや演技で違和感がない。いや、違和感は年をとってもあまりにもかっこよすぎることでしょうか。本物のヘンリー八世は肥満体だったそうですが、こちらのヘンリーはあくまでもスマート。年取ってますます無茶苦茶、無理難題を言っても魅力的だ。

そして、6人の王妃、側近、友人、諸外国の君主、大使、宗教に関わる人々
から1兵士、1農民に至るまで
スキがない・・・。みんな上手すぎる・・・。

私のお気に入りは(たくさんいるのですが)
2番目の王妃アン・ブーリンを演じたナタリー・ドーマー(小悪魔的な魅力満開。セクシーで誘いかける目、傲慢、高飛車、勝ち誇った笑顔・・・首を切られる時まで美しい)
ヘンリーの生涯を通じてのただひとりの親友チャールズ・ブランドンを演じたヘンリー・カヴィル

あげていくと止まらないので、やめておきます。
どんな悪役も魅力的なんですよね。どーしようもないやつだと思いながらも、人間ってこういうとこあるよな、と思わされる、この演技の説得力。

ちょっと閉口したのは、処刑シーンと拷問シーン。
そこまでリアルにやってくれなくていいのよ~~!
と何度目を背けたことか。
処刑はすべて公開で、だれかが処刑されるたびに広場に大勢の人が集まって見ているわけですよ。露店とか出ちゃってお祭りみたいになってるわけですよ。子ども連れて家族連れで見てるんですよ、処刑される人の家族も間近で見てるんですよ。で、処刑される前に必ず何か一言話すんですけど、それに対する群衆の反応もさまざま。
そのシーンが何度も出てくるのですが
イギリスを旅行した時に、観光バスなんかに乗るとガイドが「この市場は○○年までは公開処刑場で」だの「このあたりには反逆者たちの首が・・・」とか説明してくれるんですが、それがどうも私にはとっても楽しそうに聞こえたんですよね。
まぁ、日本でも切腹とか公開されてたんでしょうかね。

処刑される前にはロンドン塔に入れられるのですが、これもロンドン塔を訪ねた時のことを思い出しながら見ていました。もう何年も前の夏でしたが、入るまでに長い列に並んでぞろぞろと観光客が入っていくのですが、私ら家族は早々に引きあげました。狭くて細くて急な階段、暗い部屋、ガイドの語る血塗られた歴史がなくても十分に空気は冷たく血なまぐさく、気分が悪くなって長くは居られませんでした。

で、今MOOCでシェイクスピアの講座を受講しているのですが、シェイクスピアはエリザベスの時代ですから当然まだそうした処刑は行われていたわけで、Videoで教授が
「ロンドン塔へ行くまでの橋の上には反逆者の首が並んでいました」
てなことをおっしゃるのが、またリアルに響きます。

そんなこんなでイギリスの歴史の一端が垣間見られて興味深いドラマでした。
イギリスまた行きたくなっちゃう。


メモにキャスト貼ります。
キャスト(吹き替えは聞いてないけど)
ヘンリー8世:ジョナサン・リース=マイヤーズ(日本語吹き替え:綱島郷太郎)
トマス・ウルジー:サム・ニール(佐々木敏)
アン・ブーリン:ナタリー・ドーマー(鍋井まき子、松岡依都美(シーズン3より))
トマス・モア:ジェレミー・ノーサム(広瀬彰勇)
キャサリン・オブ・アラゴン:マリア・ドイル・ケネディ(英語版)(坪井木の実)
トマス・ブーリン:ニック・ダニング(英語版)(巻島康一)
チャールズ・ブランドン:ヘンリー・カヴィル(伊藤健太郎)
ウィリアム・コンプトン(英語版):クリス・ホールデン=リード(英語版)(喜山茂雄)
アンソニー・ナイバート(英語版):カラム・ブルー(英語版)(松尾大亮)
ノーフォーク公トマス・ハワード:ヘンリー・ツェニー(伊藤和晃)
トマス・クロムウェル:ジェームズ・フレイン(小柳基)
メアリー・チューダー:サラ・ボルジャー(シーズン2より)(羽飼まり)
パウルス3世:ピーター・オトゥール(大木民夫)
トマス・ワイアット:ジェームズ・キング(英語版)(遠藤大智)
トマス・クランマー:ハンス・マシソン(逢坂力)
エドワード・シーモア:マックス・ブラウン(英語版)(白石充)
ジェーン・シーモア:アニタ・ブリエム(シーズン2)、アナベル・ウォーリス(英語版)(シーズン3)(庄司宇芽香)
アン・オブ・クレーブス:ジョス・ストーン(松岡依都美)
フランシス・ブライアン(英語版):アラン・ヴァン・スプラング(山口太郎)
キャサリン・ハワード:タムジン・マーチャント(英語版)(清水理沙)
キャサリン・パー:ジョエリー・リチャードソン(安原麗子)
トマス・カルペパー:トランス・クームズ(英語版)(川中子雅人)





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by sk_miyuki | 2014-10-28 11:27 | DVD | Trackback | Comments(0)

早期退職して50歳から演劇生活中の阪口美由紀のブログ。稽古・公演・映像・観劇メモ。英語学習メモ。ぼちぼち始めたモノ減らしや健康のメモなど。年々物忘れ力が上がるので備忘録ブログです。


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