シアトリカル
2009年 03月 02日
大島渚監督の次男大島新監督
前から気になっていたのですが昨夜深夜のテレビで放映していたので。
「ドキュメンタリー」となっていたのでそのつもりで見ていたら最後のテロップで「あらら・・・」となりましたが、まぁ、それもありかな、と。映画評などもちょっとのぞいたら厳しいものが多いようでしたが、私はおもしろく見ました。 「ドキュメンタリー」だから唐さん普段も「シアトリカル」だなぁ、なんて思いながら見ていましたが、そういえば芝居やってる人ってそうなっちゃうのかも。
「天才」か「偏執狂」か、なんてありますが芝居をここまでやるには多かれ少なかれ「偏執狂」的なところがなくちゃやれないんじゃないでしょうか。唐組の役者のみなさんの涙ぐましい姿も芝居やってる人には、だよねぇ、ってところがたくさんあるんじゃないかな。
芝居って、ほんとお金になりませんもんねぇ。私もよくはわかりませんが、経済効率ってことば、ないですよねぇ、この世界に。(いや、もうかってるお芝居のことはさらにわからないので)
若い役者さんたち、バイトしながら芝居して、で、稽古ではもちろん怒鳴られまくり、それも時に理不尽とも思えるような怒鳴られ方・・・
でも、やめられない・・・
なんで?
って、そこにやっぱり何かがあるからだよねぇ。
唐組の人たちは芝居にとりつかれている唐さんが好きで唐さんの才能に惚れ込んでて唐さんの創る芝居の中にいるのが幸せなんだろうなぁ。
唐さんの67歳の誕生日の「胸騒ぎがするような芝居がしたい。おれはしない。向こうが、客が胸騒ぎするような芝居がしたい。」と言う、とにかく芝居を呼吸して生きてるみたいなキラキラぶりやらエネルギーやらが観られたのはよかった。
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