桜散る、散るもつもるも三春乃一座
2010年 05月 30日
2006年と2008年にも観ています。
1945年5月29日の横浜大空襲のあった日に横浜で上演されています。
今日は作者の篠原久美子さんもいらしていて終演後にごあいさつがあり、劇中の演劇青年はご自身の知人の方がモデルであり、実際に起こったことがかなり織り込まれているとのお話がありました。この作品は戦争の悲惨さ愚かさもさることながら、本当に芝居をしたくてたまらなかった、ただただ芝居がしたいのだ、身体が勝手に動くのだ、という役者たちの叫びが、声高でなく一層平和のたいせつさを訴えかけてきます。同時に極限状態の時にこそ、つらい時だからこそ笑いたい、泣きたい、芝居を見たい、そしてひとりでもそんなお客さまが居る限り幕を開けたいという演劇にとりつかれた面々のコトバが今演劇をこころざしている人たちへの応援歌にも聞こえます。
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