麦の穂の揺れる穂先に
2010年 06月 05日
文学座公演
紀伊国屋サザンシアター
脚本:平田オリザ
演出:戌井市郎
出演:江守徹、金内喜久夫、坂口芳貞、高橋耕次郎、大場泰正、倉野章子、藤堂陽子、山本道子、栗田桃子、永川友里、千田美智子
スタッフ
装置=石井強司 照明=山内晴雄 音響効果=望月 勲 舞台監督=寺田 修
演出補=黒木 仁 制作=友谷達之 宣伝美術=アトリエ[アール]、伊藤 理佳
あらすじ
大学教授でアイルランド文学研究者の高柳誠二(江守 徹)は、鎌倉の一軒家で、動物園に勤務する34歳の娘・早紀子(栗田桃子)と二人で暮らしている。
誠二の姉夫婦は、妻を亡くして久しい誠二と、婚期を逃しかけている早紀子、両方の縁談をまとめようとおせっかいを焼いている。
誠二は、父に一人暮らしの不自由な思いをさせないために結婚しようとしない娘のことを案じている。
誠二が親戚の真理子(倉野章子)と再婚することを望んだ早紀子は、子持ちやもめの寄生虫学者・日高熊太郎(大場泰正)と結婚し、転勤先のインドネシアについて行く決意をする。
戌井さん演出のしみじみと心にしみこんでくるようなお芝居でした。昔見た小津安二郎監督の映画の笠智衆さんや原節子さんや杉村春子さんがオーバーラップし、平田オリザさんのなにげない台詞の応酬が行きつ戻りつし。なんだかよそのうちの中を大勢の人間がのぞいているような妙に落ち着かないような、不思議な感覚。父娘の暮らす家に次々と訪れる人々との会話の中で明らかになる事柄に観客はへぇ、そうだったんだぁ、あらあら、それは・・・なんて思いながら耳を傾けてしまう。
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麦の穂の揺れる穂先に が検索ワードに入っていたので(?)と思っていたら昨夜テレビで放映されたんですね。私は6月に紀伊国屋サザンシアターで観ました。 楽塾で共演(というのもおこがましいのですが)した戌井市郎さんの演出で高橋耕次郎さんや大場泰正さんがご出演でした。 で、その高橋耕次郎さんから昨日DMが ブログランキング 演劇/舞台 人気ブログランキングへ ... more