「櫻の園」@横浜
2011年 07月 17日
「ヘルプマン!」で共演した真凛ちゃんが相鉄本多劇場で
「櫻の園」の舞台に出演するというので行って来ました。
チェーホフの原作じゃなくて、吉田 秋生のコミックの原作の舞台化。
チェーホフはもちろん有名ですが、コミックのほうもかなり知られているのではないかしら?
コミックはとある女子校の演劇部が創立記念式典で「櫻の園」を演じるまでの舞台裏を思春期の女の子たちの性の目覚めや自我の目覚めをからめて描いたものです。(なんて言葉で言うと少々気恥かしい・・・)
原作のコミックももう20年以上前の作品なのですが、人間が成長していく過程や感情には時代なんて関係ありませんね。
そんな細やかな表現が必要な作品を若い女優さんたちが生き生きと初々しくせつなくもはつらつと演じ、かつこれから生きていくたくましさも感じさせてくれる素敵な舞台でした。
真凛ちゃんもリアルな演技がますます冴えています。
印象に残る女子高生でした。
舞台が演劇部、劇場が相鉄本多というのは個人的にも何かと考えさせてくれる舞台でした。
というのも、数年前まで高校演劇部の顧問をしていまして相鉄本多には毎年お世話になっていましたから。歴代の演劇部員たちの顔が浮かび、その時々の公演のことが思い出されました。
幕の裏での開幕直前のラストもなつかしく楽しませていただきました。
18日までです。
以下corichより
2011/07/13(水) ~ 2011/07/18(月)
会場 相鉄本多劇場
出演 船越ミユキ, 中島愛里, 尾崎ななみ 他
脚本 じんのひろあき
演出 さわまさし
前売り 4000円
当日 4200円
伝統を生きる私立櫻華学園。この辺りでは有名なお嬢様学校。
今年も満開に咲いた桜の頃。今日は創立記念式典。
この記念式典では、毎年演劇部によって、
アントンチェーホフ作「桜の園」
が上演されるならわしとなっていた。
この物語の主人公はその演劇部の高校生たち。
4月14日、まだ新入部員も入る前。まだ学年があがったばかりの2年生と3年生。
本番当日の朝から、幕が開くまでの物語。
恋、家庭、進路…様々な思いをかかえつつも、今日もたわいない会話でおもしろおかしく過ごす女子高生たち。
しかし、ひっそりと、公演の開幕を危うくするような事態が起きていた…。
どうしても緊張がぬぐえない主人公ラネフスカヤを演じる予定の
『倉田知世子』
いっそ公演中止にならないか、と思うほどに煮詰まっていた。
当日になって突然パーマをかけてくる部長の
『志水由布子』
優等生の突然の反乱?目覚め?
そして、前日の夜、喫煙で補導されてしまった
『杉山紀子』
「杉山事件」として噂が広まっていた。
果たして少女たちは、今年の桜を咲かせることができるのか…
精一杯、二度と咲かない今年だけの桜を咲かせようと立ち回る女子高生達の青春群像劇。



