希望の国
2012年 11月 22日
おしゃれなビルの中にある映画館で他にも何本か同時に上映されていたのですが
「希望の国」のポスターはどこにもなくて映画館を間違えたのかと思いました。
しかも10:30からの上映しかないので早起き。上映館も少ないし。
新聞やメディアでもずいぶん紹介されているようだったのになぁ。
この日はサービスデーで1000円だったのですが、この日も客席はさびしかった。
上映前の予告編などもほとんどなく、数分後には始まりました。
園子温監督のインタビューは
こことか
こことか
いろいろなところに載っています。私も新聞やそういうのを見て知ったのですが。
あ、公式サイトはここです。
http://www.kibounokuni.jp/
レビューなどはあまり見ないで行ったほうがよかったかな。
こういう現在進行形のことを映画にするというのは勇気のいることだと思います。
だって、どうしたって
「現実はそんなもんじゃない」
とか
「わかったようなことを」
とか言われそうですものね。
見た感想を言うにしても
「じゃあ、オマエは何をしているんだ?」
と言われても何も言えないしね。
監督のインタビューの中にそういうクレームやら不安やらに対しての気持ちや覚悟に言及されているところがあって、見終わってそういうこともいっぱいある映画だろうと思いました。
やはりどこかで読んだ監督の言葉の中に
「ドキュメンタリーじゃなくて、俳優が演じるドラマだからこその意味がある」
というようなものがあったのですが、そこもなるほどと思いましたね。
「希望の国」というタイトルにもきっと思いがこめられているんだろうなぁ。
「希望」ってなんだろうなぁ。
この国ってなぁ・・・
こんなに何を信じていいのかわからない状況が続くのってなぁ。
洗濯物を干すにも、スーパーで買い物するにも料理するにもなんとはなしの不安がいつもあるっていうのはおかしいよねぇ。
で、映画館を出て上を見たら、こんな青空なわけですよ。
もっと上映館も増えて、見やすい時間に上映されて
もっとたくさんの人が見てもいい映画だと思いました。
いろいろな意見があるにしても。
ラストのクレジットに
「協力:若松孝二」
とあったのも印象的でした。