「ノゾエ征爾演劇ワークショップ2018」
先週末の大ホールでの全体稽古を受けての小グループ稽古。
私は2回お休みしたのでチーム稽古は3回目。
全体の流れが少し見えて来たのでチーム稽古にも力が入ります。
少しずつ台本を離す人も出てきました。
なにしろ100人以上だから一人一人の台詞はごく短いのですが、ノゾエさんの演出が入るとぐっと違ってくるのがさすがです。
演劇なんて今まで縁がなかったという人も多いのですが、この前も書きましたが演劇には人を元気にする力がありますね。
それにつけても「相手の台詞を聞く」ことの難しさを目の当たりにします。
演劇の場合は台詞ですが、人の話を「本当の意味で」聞くというのは難しい。
1人の台詞が一言ずつ割り当てられているからそれを一人の役にしていくのもたいへん。
なんなら段差を上ってセンターまで出ていくタイミングだってたいへん。人によって全然違うし。
あー、走ったらあぶない!とサポートの若い俳優さんたちもハラハラ・・・?
芝居をしている人から見たら考えられない間があったり、タイミングがはげしくズレたり・・・は当然あるのですが、でも、何だか、いいんじゃん、って思える。だって生きてるといろいろあるじゃん、思うようにならないし、自分がやってるつもりでもそうは見えなかったり、芝居的にはNGかもしれないけどなんか、いいじゃん、と思ってしまう。
「みなさんのしたいようにたっぷり大きく、大きな声で元気にやってください。」
というノゾエさんの言葉が、
「みなさん、それぞれそのままでいいんです。」
と言われているようでうれしい。
劇中歌も数曲あって、この日も全体で歌う曲が新たに追加になりました。
「そろそろ台本を持たずに出来るといいですね。」とも。
こんな歌あったんだ、そういえばなんとなく聞いたことあるけど、という曲が多く(って、古すぎて知らなかったり)、人気ミュージカルの曲があったりで楽しい。