今日は5年生の読み聞かせ。
昨年度は低学年が多かったけど今年度は高学年もそこそこ入っています。
小学生は1年生と6年生では全然違うから面白い。
子供ってほんとすごいね、成長が早くて。
大人になると6年たったってちーっとも成長してないように感じるけどね。
去年は読み聞かせがある日は毎回全学年対象だったんだけど、今年度は低学年の回と高学年の回がある。
で、今日はこれ。
私はかなり前からロアルド・ダールが大好きで、「あなたに似た人」をはじめとしたちょっと怖い短編がお気に入りだったのですが、子供が生まれてからは子供向けの絵本にはまって寝る前に読み聞かせていました。
時に「怖いからやめて。」と言われても。
子供たちは「ママも魔女なの?」
と聞いてきましたが、長いこと答えをあいまいにして「さぁ、どうかしら?」なんて言ってたものだから、ちょっと不安がらせていたみたいです、後から聞くと。←良いママはマネしちゃいけません。
長いお話なので15分にはもちろんおさまらないので、今日はロアルド・ダールの紹介のつもりで初めから時間までいけるところまで読みました。
絵も少ないので、どうかな~?と少し心配だったのですが、みんなとても集中してよく聞いてくれました。
ところどころで心配そうにざわめきながら。
読み終わって教室を出ると、教室の中から担任の先生に話しかける声が聞こえました。
「先生は魔女じゃないよね?」
「先生は男だから魔女じゃないよ。」
ですって。ちゃんと聞いててくれたのね。
読み始める前に映画になったいくつかの作品のことを聞いてみると、「チャーリーとチョコレート工場」は知っている子が多く、「BFG]のことを教えてくれた子もいました。
在職時代にはこの「魔女がいっぱい」の英語版「Witches」を選択授業などで少しだけ読んだこともありました。
後になって、在学中は英語になんて興味ないって顔してた当時はちょこっとワルぶっていた男の子から、卒業してずいぶんたってから「『ロアルド・ダール』読みました。」なんて言われてうれしかったり。
ロアルド・ダールのひねりは私のツボで、子供をこの世から消すことが使命、っていう魔女たちや、とんでもなくおバカな大人たちや、その大人たちをコテンパンにやっつけちゃう子供たち、優しい巨人、などなど、奇想天外でちーとも教育的なんかじゃないところがお気に入り。
って、やっぱり自分が好きなものしか読んでないなぁ。