トランジットを含み1昼夜20数時間をかけてエジンバラに到着したのは7月31日の午後。
そこから怒涛のスケジュールが始まりました。もはや時間の観念はありません。しかもエジンバラは夜9時はまだ昼間の明るさ。
宿へのチェックインやら劇場下見やらのあと、夜もすっかり更けてからようやく全員で劇場入り。
今回の劇場CはChambers Street、街の中心にある最高のロケーションでした。
入ってみると・・・あらら、まだ準備が万全でないことは一目瞭然・・・明日、私たち初日なんですけど・・・。
まぁ、ともかく劇場スタッフと顔合わせして注意を聞いたり・・・でも、スタッフさんたちもまだ慣れていない様子で、照明、音響、舞台、と担当が違い、ひとつずつその上のスタッフ、またその上のスタッフと相談しなければならず・・・しかもこの劇場だけでも複数の団体が同時に別の場所(Cの中に複数の劇場があります)でリハーサルや仕込みをしているわけで。この持参した自前の字幕用プロジェクターを設置するにもひと悶着ありましたが・・・
なんとか無事に設置。お疲れ様です。なにしろ日本語上演ですから、英語字幕は欠かせません。私は字幕オペレーションもしました。それも舞台上で。うふふ。ちょっとできない経験ですよね。字幕オペレーターをしている「役」なんてめったにできない役をふっていただき幸せでした。なにしろ字幕を出しているときもしっかり芝居に参加できましたから。(自分なりにね)
いよいよ客席を作って舞台設置。
音響ケーブルをつなぐにもいろいろありました。
そして舞台設営。
縁日のお店とこの鳥居!
日本からスーツケースに入れて運んできたなんて信じられますか?
フリンジでは複数の集団が入れ代わり立ち代わり同じ劇場を使うので仕込み時間は原則5分なんですよ!
本番15分前。
劇場前にフル装備でスタンバイ。
客入れ。情宣でチラシを手渡した人たちはもう旧知の知り合いのように笑顔を向けてくれます。
最終日には日本の慣例通り、劇場スタッフの名前を漢字で書いた大入り袋を手渡して感謝の気持ちを表しました。
企業秘密ですが、モバイル鳥居の秘密をちらりとお見せしましょう。われらが舞台監督の英知と愛が詰まっているのよ。
劇場内の掲示板に案内が出ます。
このポスターが張られたのはもう公演半ばになってからでした。オイオイ!
劇場とのトラブルも大小いろいろありましたが、そんなトラブルをすべてエネルギーに代えて全公演をやりとげた仮想定規のメンバーを誇らしく思います。
ありがとう。