シネマ歌舞伎
2008年 06月 27日
を観てきました。
すごすぎる、玉三郎さん・・・
映像なので髪の毛のほつれから息づかいまで
おそろしいほどよく見えます。
観客の反応も入っているので臨場感も十分。
それにしても、ゾクゾクするほどの巧さ。
ほんのわずかな手の動き、一瞬の表情、身のこなし、
目配せ、脚さばき、すべてが完璧に美しい。
神懸かり的な絶妙な間、台詞まわし・・・・・・
あまりにうまくて手の動きにすら感動してしまう。
もう目がくぎづけ。
複雑なお園の心情も手に取るように余さず伝わってきます。
うますぎて観ているこちらがドキドキするという希有な時間でございました。
至福だわ。
そしてまた豪華すぎる、キャスト陣・・・
あ、あんな大物さんがごろごろ(失礼!)と惜しげもなく・・・
いいのか、あの人が脇役で。でもやっぱりすごいインパクト。
実を言うと新感線やシェイクスピアでお見かけするほうが多いのですが、
これも全然「歌舞伎」という感じはしなくて
とにかくすばらしい芸術をみせていただきました。
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